帝王切開レポ

2018年2月5日、第一子となる娘を出産しました。1991年の同じ日に私が生まれ、その27年後には我が子を産んでいると思うと感無量です。 

出産から1ヶ月経って、ようやく心身ともに落ち着いてきた感じがあるので今のうちに出産レポを残しておきたいと思います。もちろん出産は百人百色なので、私の場合、もっと言えば私の初産の場合はこうだった、というレポです。

 

私は最後まで逆子が治らず、予定帝王切開になりました。帝王切開は術後が痛いと聞きますが、本当でした。ただ、3日目までを耐えれば後はなんとか気力で乗り切れる。

 

  • 手術当日

9:00 入院

当日は絶食で入院でした。NSTで胎児の心拍確認、エコーで胎位確認。逆子は治らず、手術が確定。私の体温・血圧・体重を測定し、点滴・尿道カテーテルを繋がれて、除毛もされました。

13:30 手術開始

手術室まで移動し、手術台に上がる。もう怖くて怖くて、泣く。背中に麻酔を投入するも、針がうまく刺さらない。結局、4回も刺されました。これが痛い。麻酔が効いて、しばらくお腹を押されたら「赤ちゃん出ますよー」と医師。えっ、もう出るの?

「ふんぎゃぁー、ふんぎゃぁー」と泣き声が響いて、今度は感動で泣く。開腹からは5分程度くらいしか経ってない気がしました。閉じられている時間が長い。ベビーは処置を受け、私はベッドで部屋に運ばれ、しばらく後に部屋で再会となりしました。

手術後

まだ麻酔も効いているので痛みもなく、付き添いの家族と一緒にただ大声で泣くベビーかわいいと思ってました。家族が帰った頃から辛い時間が始まりました。徐々に麻酔が切れ、傷口の痛みなのか子宮収縮の痛みなのかとにかく痛い。気を紛らわせようと必死でテレビを見るも耐え切れず、ナースコールをして痛み止めの点滴を投入してもらいました。

結局2時間おきくらいに看護師さんが来て、栄養の点滴だったり、痛み止めの点滴だったり、血圧測定だったりと繰り返しました。痛み止め入れても腹は痛いし、寝た気がしない。

  • 術後1日目

 強烈な痛みを本格的に思い知ったのは、朝食を食べるために電動ベッドのリクライニングを起こした時でした。少しでも上半身を支えようとすると腹が痛くてたまらない。

朝食後にはカテーテルを抜かれ、トイレに行く練習。電動ベッドのリクライニングに全力で頼るも、まずベッド脇に座るのですら痛い。看護師さんに支えてもらうも立ち上がれない。時間を空けて痛み止めを追加してもらって再トライ。個室だったので病室内にトイレがあったのに、めちゃめちゃ遠く感じました。

カテーテルの影響なのか、まだ尿意が自分でわからないので、2時間毎にトイレへ。毎回のトイレ往復が辛くて辛くてたまらない。寝るも座るも痛くてたまらず、真剣にテレビを見ていました。

午後、3時間程度ベビーを部屋に連れてきてもらい、すやすや眠る様子をみて癒やされていました。が、まだこの時は自分の痛みに精一杯で、とても抱っこなんてできる状態ではありませんでした。

  • 術後2日目

痛み止めを飲みつつ就寝。3−4時間間隔で目が覚めるものの、初日よりはマシ。

母子同室が開始となり、授乳指導。出ない母乳に不安と焦り。抱き上げるのに痛みはありましたが、授乳に合わせて痛み止めを飲んだり、産後のアドレナリンだったりで感じにくくなっていた気がします。

痛み止めを飲みつつ就寝。

  • 術後3日目

まだ痛みは残るものの、頭の中は授乳のことばかり。トイレの往復はまだ辛い。痛み止めを飲みつつ就寝。

  • 術後4-8日目

ベッドから起き上がるのにはまだ苦労するものの、生活中の痛みはかなり回復。不意にクシャミをしたり、笑ったりしてしまい激痛。

頭の中はやはり授乳のことばかり。

  • 術後9日目 退院日

退院前の診察を受けて、傷口や子宮の回復具合を確認。痛み止めはこの頃には1日1回飲むかどうかでしたが、念のため処方してもらい、退院しました。

 

とにかく術後3日目までが苦痛で仕方なかったし、座るも寝るも痛くて、私は切腹したんだな、というのをひしひしと実感しました。

それ以降はもう授乳のことしか頭になかったです。授乳で苦労して悩んでいた話は、また別の記事に残しておきたいと思います。